デ・トマソ / De Tomaso
1959年、かつてマセラティのレーシングドライバーとして
活躍していた、アルゼンチン出身の
アレハンドロ・デ・トマソがイタリアのモデナで設立。
レース活動を行うかたわら、1965年にフォード直4エンジンを
搭載するバレルンガ、1966年にフォードV8エンジンを搭載する
マングスタをリリース。アメリカにおけるスーパーカービジネスを計画する
フォードと提携し、1970年にパンテーラを発表。
イタリア製のボディにアメリカ製の大排気量エンジンを搭載する
異色のスーパーカーとして注目を浴び、目標生産台数4000台には
及ばなかったが、最盛期の1972年には2700台以上を記録。
しかし、オイルショックの影響により販売台数が激減し、
1974年にフォードが撤退。デ・トマソは、改良を続けながら
独自でパンテーラの販売を続ける。1993年、パンテーラの後継モデルである
グアラを発表するが、前年にアレッサンドロが病に倒れる。
マセラティを手放すなど、会社は徐々に縮小。
2003年にアレッサンドロが死去し、翌年に清算された。
■主な歴史
1599年:イタリアのモデナで設立。
1965年:初の市販車となるヴァレルンガをトリノショーで発表。
1966年:市販車2台目となるマングスタをトリノショーで発表。
1970年:市販車3台目となるパンテーラを発表。
1972年:パンテーラにラグジュアリー仕様のLを追加。
1973年:パンテーラに高性能版のGTSを追加。
1980年:パンテーラにGT5を追加。
1984年:パンテーラGT5をGT5Sにマイナーチェンジ。
1989年:パンテーラの最終モデル、ノーバを発表。
1993年:パンテーラの生産を終了し、グアラを発表。
2003年:アレッサンドロが死去。
2004年:遺族によってデ・トマソが清算された。
■ディーラー
シーサイドモーター
エリートスポーツ
ガレージ伊太利屋
ヴァレルンガ
1964年に発表された、デ・トマソ初の市販車。
フォードの直4をミッドシップに搭載する。マングスタ
1966年に発表された、デ・トマソ2番目の市販車。
デ・トマソのシャシーにフォードのエンジンを搭載する。
パンテーラ
デ・トマソのシャシーにフォードのエンジンを搭載する
混血のスーパーカーとして、1971年に発表された。
L、GTS、GT4、GT5、GT5S、ヌオーバなど、
何度かモディファイを受け、1990年まで生産が続けられた。
グアラ
パンテーラの後継車として、1993年にクーペ、
その翌年にバルケッタとスパイダーが発表された。
さまざまな問題により、ごくわずかな台数しか生産されなかった。
デ・トマソ最後のモデルでもある。
(C)Copyright 2011 SUPERCAR NET, All Rights Reserved.