Ferrari 308

308GTB(ファイバーボディ)

ディーノ246GTの後継車として、1975年のパリ・サロンでデビュー。
255PSを誇るV8エンジンをミッドに横置き搭載する。
初期モデルは軽量なファイバーボディを採用しており、
バンパー内に収まるバックランプ、ナンバープレート用の
くぼみがないリヤプレートで識別できる。
308GTB(スチールボディ)

コストの問題から、1977年6月にファイバーから
スチールボディに変更。100kg以上も重くなってしまった。
また、スチールボディになってしばらくした頃に、
エンジンの潤滑方式がドライサンプからウェットサンプに
変更され、それに伴って240PSにパワーダウンしている。
308GTS

スチールボディに変更された直後に登場した、
タルガトップモデル。
アメリカを中心に好評を集め、
308の生産台数の2/3をGTSが占める。
308GTBi

アメリカの排ガス規制に対応するため、1980年に登場。
インジェクション化された結果、214PSにパワーダウンしてしまった。
タイヤがそれまでの14インチから、ミシュラン特有サイズの
220/55VR390(16インチ相当)にインチアップされている。
308GTSi

308GTBiと同時に登場した、タルガトップモデル。
308GTBクワトロバルボーレ

1982年に登場。モアパワーのリクエストに応えて
4バルブ化したモデルで、最高出力が240PSまで向上している。
ボンネットにスリット、フロントグリルに跳ね馬のマークが追加されたほか、
日本仕様はルーフにスポイラーが標準装備されている。
308GTSクワトロバルボーレ

308GTBクワトロバルボーレと同時に登場した、タルガトップモデル。
208GTB/208GTS

1980年に発表された、イタリア国内専用モデル。
V8ではなく、2リッターV6エンジンを搭載する。
208GTBターボ/208GTSターボ

1982年に発表された、208GTB/208GTSのパワーアップ版。
ターボジャージャー装着と同時に、
キャブからインジェクションに変更されている。

■Specification
308GTB(ファイバー) 308GTB(スチール)/GTS 308GTBi/GTSi 308GTB/GTSクワトロバルボーレ
発表年 1975 1977 1980 1982
生産年 1975〜1977 1977〜1980 1980〜1982 1982〜1985
生産台数 712 GTB:2185/GTS:3219 GTB:494/GTS:1749 GTB:748/GTS:3042
シャシー 鋼管フレーム
全長×全幅×全高(mm) 4230×1720×1120
ホールベース(mm) 2340
トレッド前後(mm) 1460/1460
車両総重量(kg) 1090 1277 1265 1330
エンジン 水冷90度V型8気筒DOHC 2バルブ 水冷90度V型8気筒DOHC 4バルブ
ボア×ストローク(mm) 81×71
総排気量(cc) 2926
燃料供給 ウェーバー・キャブレター40DCNF×4 ボッシュKジェトロニック
圧縮比 8.8 8.0 9.2
最高出力(PS/rpm) 255/7700 240/7700 214/7000 240/7000
最大トルク(kgm/rpm) 30.0/5000 27.0/5000 24.7/4600 26.5/5000
エンジン搭載位置 ミッドシップ横置き搭載
駆動方式 後輪駆動
トランスミッション 5速MT
変速比 1速
      2速
      3速
      4速
      5速
最終減速比
3.418
2.353
1.693
1.244
0.952
3.710
3.418
2.353
1.693
1.244
0.952
4.063
3.418
2.353
1.693
1.244
0.952
3.706
最高速度(km/h) 252 - - -
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション 前後ダブルウィッシュボーン
ブレーキ 前後ベンチレーテッド・ディスク
タイヤ 205/70VR14(F/R) 220/55VR390(ミシュランTRX)
乗員定員(名) 2


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