ランボルギーニ / Lamborghini

1962年4月、トラクター製造で成功を収めた
フェルッチオ・ランボルギーニが、
フェラーリに対抗するために設立。
本社工場は、イタリア・サンタアガタにある。
1966年に発表したミウラでスーパーカーメーカーとして注目され、
続くカウンタックでその地位を不動のものとする。
しかし、1971年にボリビアで起こったクーデターにより、
トラクターの発注がキャンセルされ、
ランボルギーニ・グループは経営難に。
さらに、オイルショックの煽りを受けて
フェルッチは1974年に会社を引退。
指導者がいなくなったランボルギーニは、1978年に倒産。
イタリア政府の管理下に置かれたが、
フランスの実業家、アメリカのクライスラー、
インドネシアの新興企業を経て、
1999年からはアウディ傘下となる。


■主な歴史
1962年:イタリア・サンタアガタで設立。
1963年:トリノショーでプロトタイプの350GTVを発表。
1964年:初の市販車として350GTを発表。
1966年:ジュネーブショーでミウラを発表し、注目を集める。
1971年:ジュネーブショーでカウンタックのプロトタイプを発表。
      資金難からフェルッチオが株式の41%を売却。
1974年:オイルショックによりフェルッチオが株式を手放して引退。
1978年:BMWとのプロジェクトがキャンセルされ、倒産。
1981年:フランスの実業家パトリック・ミムランが買収。
1987年:クライスラーが買収。
1989年:F1チームのラルースにエンジンを供給。
1990年:ディアブロを発表。
1993年:フェルッチオ死去。
      インドネシアの財閥グループのメガテックが買収。
1999年:アウディが買収。
2001年:ムルシエラゴを発表。


■ディーラー
1968年〜1972年:ミツワ自動車
1972年〜1980年:シーサイドモーター
1984年〜1989年:ジャクス
1991年〜1997年:ガレーヂ伊太利屋
1998年〜2002年:ミツワ自動車
2002年〜:ランボルギーニ・ジャパン



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■スペシャルモデル
レヴェントン

ムルシエラゴLP640をベースに開発された、20台の限定車。
航空機からヒントを得たという、エッジの効いたスタイリングが特徴。
価格は100万ユーロ(約1億6千万円)で、日本にも1台上陸。


ヴェネーノ

ランボルギーニ創業50周年を記念したスペシャルモデルで、
2013年のジュネーブショーで初めて実車が公開された。
車名はスペイン語で「毒」という意味で、わずか3台の限定。
6.5リッターV型12気筒エンジンを搭載し、最高速度は355km/h。
ロードスターも9台が限定生産される。



■V12モデル
ミウラ

1965年、トリノ・ショーでシャシーのみ展示。
翌年、マルチェロ・ガンディーニのデザインによるボディを纏い、
ミウラP400というネーミングで登場。
その個性的なデザインとメカニズムで、
一躍「ランボルギーニ」の名を世界中に知らしめた。
1968年にP400S、P400SVへと発展した。
イオタ

ミウラをベースに製作された、世界に1台しかない
スペシャルモデル。世界中に数多くのレプリカが存在する。
本物は事故にあい、スクラップとなった。
カウンタック

1974年、ミウラの後継モデルとしてLP400が登場。
デザインは、マルチェロ・ガンディーニ。
このモデルからガルウイングドアがはじまり、以降
ランボルギーニのフラッグシップの証となった。
3929ccのV型12気筒DOHCエンジンをミッドに縦置き搭載し、
最高出力375PSを発揮。カタログ上の最高速度は300km/h。
1978年にLP400S、1982年にLP500S、
1985年にクワトロバルボーレ、
1988年にはアニバーサリーへと進化・発展した。
ディアブロ

カウンタックに代わって1990年に登場したフラッグシップ
モデルであり、90年代唯一のランボルギーニ・プロダクト。
カウンタック同様、ガンディーニのデザインで、
V型12気筒DOHCエンジンをミッドに縦置き搭載。
1993年に4WDのVT、1993年に30周年限定モデルSE30、
1995年にロードスター、1996年にSV、1999年にGT、
2000年に6.0、2001年に最終モデルの6.0SEが登場した。

ムルシエラゴ

親会社がアウディとなり、新たなスタートを切った
ランボルギーニのファースト・モデル。
6.2リットルV型12気筒エンジンをミッドに縦置き搭載し、
フルタイム4WDを採用。セミATのeギアも追加された。
アヴェンタドール

2011年、ムルシエラゴの後継モデルとして登場。
6.5リットルV12エンジンは最高出力700PSを発揮し、
最高速度は350km/hをマークする。



■スモールモデル
ウラッコ

ポルシェ911を目標に誕生した、初代ベビー・ランボルギーニ。
コンパクトな2+2でありながら、
V型8気筒SOHCエンジンをミッドに横置き搭載。
1970年にP250が発表され、その後、ハイパフォーマンスのP300と
イタリア国内向けのP200が追加された。
シルエット

フェラーリ308に対抗するため、ウラッコP300をベースに
2シーターへコンバート。大型のフロントスポイラー、
オーバーフェンダーに加え、ルーフをタルガトップにするなど、
かなりイメチェンを受けた。1976年に登場したが、
わずか55台しか生産されなかった。
ジャルパ

1981年のジュネーブ・ショーで登場した、シルエットのリメイク版。
フロントまわりなどの手直しを受け、
エンジンも3.5リットルに拡大された。88年に生産が終了。
ガヤルド登場までベビー・ランボは途絶えた。
ガヤルド

久しぶりに登場した、新世代のベビー・ランボルギーニ。
ムルシエラゴをコンパクトにしたデザインだが、ドアは横に開く。
スペースフレームとアルミ素材を採用したボディに、
新開発のV型10気筒エンジンを縦置き搭載する。
ウラカン

ガヤルドの後継車種として、2014年3月より開催されていた
ジュネーヴショーで正式発表された。
V型10気筒エンジンを搭載し、駆動方式は4WDを踏襲。



■4シーターモデル
ハラマ

1970年3月のジュネーブ・ショーで発表された、
2+2のグランツーリスモ。350PSを発揮する、
V型12気筒DOHCエンジンをフロントに搭載。
1972年、365PSにパワーアップした400GTSが登場し、
ATもオーダー可能となった。
1978年までに327台が生産された。
フェルッチオが最も気に入っていたランボルギーニ。
エスパーダ

1968年のロンドン・ショーで発表された、
ランボルギーニ初のフル4シーター・グランツーリスモ。
デザインは、ベルトーネ在籍時代のマルチェロ・ガンディーニ。
インテリアは豪華で、小型TVやミニバーを装備したVIP仕様もあった。
LM002

1997年のジュネーブ・ショーで発表。
中東での軍用を目的に開発された、オフロード四輪駆動車。
LMは「ランボルギーニ・ミリタリー」の略。
5.2リットルエンジンを、フロントに搭載し、
2.7トンの重いボディを、210km/hまで引っ張る。



■クラシックモデル
350GT

1964年のジュネーブ・ショーで発表された、
ランボルギーニ初の市販車。
350GTVを大幅にリファインしたモデルで、
2+1という独特のレイアウトを持つ。
400GT 2+2

350GTの北米輸出用モデルとして、
1966年のジュネーブ・ショーに登場した。
エンジンのパワーアップ、2+2のシートレイアウト、
丸形4灯のヘッドライトが主な変更点。

イスレロ

1968年のジュネーブ・ショーで登場した、400GT 2+2の後継モデル。
V12エンジンは320PSを発揮し、最高速度は250km/h。
翌年、パワーアップ版の400GTSが登場するが、
わずか2年の短命で終わってしまった。

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